大昔たくさんのゾウが日本に生息していたナウマンゾウの事、そのゾウの歯の事を詳しく紹介してくれました。
そう!大陸と陸続きだった時代、「大昔の日本はゾウがいっぱい!」だったんです。
現在の日本では想像できませんが・・
絶滅せずにいたら、
「今日未明、餌を求めてでてきたゾウが人間とすれ違いました」なんてニュースが流れるなんてことも・・なんて妄想してしまいます。
* 迫力あるゾウたちの全身骨格を比べてみよう! *
展示の中でも目につくのが、中央に展示されているゾウたちの全身骨格です。
◎大迫力な大きなナウマンゾウの親子(大人のオス・メス、子供)の全身骨格。 ※公式フェイスブック参照画像
◎ゾウの仲間であるケナガマンモスと、現在のアフリカゾウの全身骨格。 ※公式フェイスブック参照画像
現在のアフリカゾウの全身骨格は、多摩動物園で飼育されていたオスのタマオの骨格。推移年齡38歳。
とても大きい!
◎タマオが亡くなった時のニュース記事 >>
隣は立派なキバを持つケナガマンモス。
ナウマンゾウ、ケナガマンモス、アフリカゾウの体の大きさはほぼ同じ。
ナウマンゾウが少し小さい感じです。
ケナガマンモスは体つきが他のゾウと少し違い、肩の部分が一番高く、腰が低くなっているのがわかります。
そしてマンモスといえば、特徴的な大きなキバ!
◎上からケナガマンモス、ナウマンゾウ、アフリカゾウのキバ ※公式フェイスブック参照画像
ゾウのキバは、犬歯が発達した肉食動物園の牙と違い、上顎のキバが発達したものだそうです。
ケナガマンモスのキバは、大きくカーブし、
立体的にねじれていて迫力あるかっこよさ。
ナウマンゾウはケナガマンモス程のカーブはなく、
現在のアフリカゾウはすーっとまっすぐなキバになります。
カロラータのマンモスぬいぐるみのキバもこんなんですよ〜!どこから見ても立派です。
◎おすわりシリーズ マンモスマンモスぬいぐるみ
これまで数回に渡ってご紹介してきました国立科学博物館「太古の哺乳類展」のレポートも次週が最後となります。
約530万年〜50万年前のゾウの楽園といわれた時代も終わりを迎えます。
次週は、世界的に大型哺乳類が絶滅した時代と同時期に「絶滅した日本の哺乳類たちと現代の日本で生息する哺乳類」をご紹介します。
* 大昔・・ゾウから分かれた現代の動物たち *
最後に興味深かったことをご紹介。。。
マンモスがゾウの仲間というのは、わかりやすいですが、
今の姿からはとてもゾウの仲間とは思えない動物もいます。
大昔ゾウから分かれたという動物たち。
アフリカやアラビア半島の岩に住む、小さい兎に似たハイラックス。
なんでこの小さな生き物がゾウの親戚?!
◎上野動物園のハイラックス 動画 >>
そしてよく知られている、カイギュウの仲間のジュゴンやマナティーは、ゾウに一番近い親戚と言われているそうです。
そうか・・・あなたはゾウの親戚だったのね・・
◎ねそべりシリーズ マナティーぬいぐるみ
上野アトレの通路でもお出迎え「太古の哺乳類展」
by WEB担当 raccoon
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