太古の哺乳類展 レポートVol.5

■太古の哺乳類展 レポートVol.5■

皆様こんにちは。商品企画部のAjiです。


上野の国立科学博物館の特別展
太古の哺乳類展 ―日本の化石でたどる進化と絶滅―」はもうご覧になりましたか?


私は週末に子供たちを連れて見学に行きました。
さて太古の哺乳類や、ゾウの祖先はどのような姿をしていたのか。。。
子供たちと一緒に調べてきた内容を、皆様にもお伝えします。



■大昔の日本にはゾウがすんでいたの?

日本で繁栄した古代の哺乳類については8/15の記事にてお伝えしましたので、ここでは主に日本で生息していたゾウの仲間についてレポートします。
太古の哺乳類展 レポート?Vol.3
太古の哺乳類展 レポートVol.4



動物園ではおなじみのゾウですが、現在の日本には野生のゾウは生息していません。
しかし、大昔の日本には様々なゾウの仲間が生息していたことが、出土した化石から推測されます。



中新世後期に中国に生息していた「ツダンスキーゾウ」やその近縁種が日本に渡ってきました。この種を祖先として「ミエゾウ」、「ハチオウジゾウ」、「アケボノゾウ」などへと進化を続けました。

また大陸と陸続きになっている日本列島には様々な種類のゾウが渡ってくるようになり、中でも最も繁栄していたのが「ナウマンゾウ」でした。



■ ナウマンゾウって、どんなゾウ?

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ナウマンゾウとはいったいどんな姿をしていたのでしょうか?
上の特別展リーフレットの画像をご覧ください。右側に3体のゾウがいます。こちらがナウマンゾウの復元図です。
「太古の哺乳類展」では、ナウマンゾウのオス、メス、子供の全身骨格が、それぞれの形を比較できる状態で展示されています。


またナウマンゾウは「アフリカゾウ」や「ケナガマンモス」よりもやや小型で、復元図からも分かるように額から頭の両側にかけて目立つ出っぱりがあり、ベレー帽をかぶったような形が特徴的です。


ナウマンゾウの化石とともに見つかった植物の化石から、ナウマンゾウは温帯の落葉広葉樹林を中心に生息し、体毛はそれほど長くなかったことが推定されているようです。


このナウマンゾウ、繰り返す気候変動に合わせて北へ南へと日本列島を縦断していました。
このため北海道から九州まで、百数十カ所にのぼる出土産地があります。ナウマンゾウはまさに日本を代表する化石といえます。



ゾウの祖先といえば「マンモス」もその仲間ですが、寒冷地に生息していた「ケナガマンモス」は寒冷な気候に合わせて耳を小さくし、厚い毛で覆われていました。


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一方、現存するゾウの仲間「アフリカゾウ」は、熱の放出や体温調整に役立つ大きな耳を持ち、温暖な環境に適応した姿形をしています。

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その他、骨格における種の違いも特別展の展示で確認することができますので、迫力ある骨格標本を是非間近でご覧ください。


■ ナウマンゾウは今どうしているの?


残念ながら、ナウマンゾウは約2万年前の最後の氷河期に絶滅したことが分かっています。
第四期更新世の中期から後期は、繰り返す氷期と間氷期の寒暖の差が大きくなり、気候変動に合わせてナウマンゾウは移動を繰り返しました。大きな体は環境の変化に適応することが難しかったのでしょう。更新世の末期頃その姿を消しました。



息子(3歳)
「お母さん、動物園にナウマンゾウを見に行こうよ。」

息子(5歳)
「ナウマンゾウは絶滅したんだよ。もういないんだよ。」

Aji
「ナウマンゾウの生きている姿を見たかったね。」

息子(5歳)
「アフリカゾウはまだ生きていてくれて良かったね。骨だけじゃないもんね。」


日本には野生のゾウはいませんが、ゾウの仲間としては主に「アフリカゾウ」「アジアゾウ」の2種が地球上で暮らしています。
人類の影響により既に絶滅の危機に瀕している彼らが、この地球上から姿を消すことの無いよう私たち大人はどのように行動すべきか。。。私は子供たちに何を伝えたら良いのか。。。そんなことを改めて考えた一日でもありました。


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