「大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異」見学レポート! Vol.1

さて、昨年の国立科学博物館での「深海展」以来のブログになります企画部のP.Gです。
展示会の取材(見学?)も深海展以来です。

今回の国立科学博物館の展示「大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異」は、
開催期間が去年の10月26日(土)から今年の2月23日(日)までということで、
早めに行ってブログ記事を投稿せんと!という焦りがあったにも関わらず、
結局今年の1月24日(金)にやっと見学に行ってきました。

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開催期間はもう残り1ヶ月切ってますし…… 
多分もう行かれた方が大勢いると思います…… すみません。

とりあえず見どころを紹介します!

今回の恐竜展のポイントは、簡単に分かりやすく言いまして

●本物の化石(実物標本)がものすごく多い!

●化石の宝庫「ゴビ砂漠」の化石特集であること!


この2点かなと思います。


まずは最初に
「本物の化石」、つまり実物が多い
という点についてです。


手元に今回の展示会の図録がありますので、
その巻末の出品リストからチェックしてみます。

まず今回は、全部で111点の展示があります。
そのうち化石以外の展示物(探検隊の関係物)が3点ありますので、
化石だけだと108点の展示があります。結構多いですよね。

そのうち、実物化石はなんと95点、約9割という多さです!!
しかも、レプリカも実物を補完するために
同じ場所に並んだものがいくつもありましたので、
実際に見学していて感じたのは「ほとんどが実物」という感覚でした。

そして、やっぱり本物は存在感が違いました。

何と言っても、大昔に実際に生きていて、歩き、食べ、戦い、活動していた
本当の恐竜たちの化石ですから、なんというか想像が広がりますし、ロマンがあります。
「ほんとにこんな生き物が大昔生きていたんだ……。」という感慨が
自然に湧いてきました。

これだけの数の実物化石をまとめてみられる機会は、
なかなか無いんじゃないでしょうか。
モンゴル科学アカデミー古生物学センターさんに大感謝です。

さらに、この95点の実物化石のなかでも、全身骨格標本がなんと29点もあります。
もちろん大きさはさまざま、状態もいろいろですが、とても見応えがあります。
(レプリカも含めると41点もの全身骨格が見られますよ)

しかも、今回の展示のすごいところは、

「ホロタイプ(完模式標本)」が15点もあること!

ホロタイプって何?って思いますよね。
ホロタイプというのは、新種として認定され、
その後発見された化石に対して同種かどうか判断の基準となる、
世界に一つしかない化石なんだそうです。


そしてそのホロタイプでの全身骨格標本が9点あります!

世界でただ一つの、基準となる化石の全身骨格標本が9点も見られるとは、なんという贅沢でしょうか。
ちなみにホロタイプの全身骨格標本の一つに、「ガリミムス」という恐竜のものがありますが、これはカロラータのフィギュアボックスVol.1にも入ってますよ。
ガリミムス
〈ガリミムス〉

ついでに、実物の全身骨格標本が展示されている「プロトケラトプス」と
「ヴェロキラプトル」もカロラータのフィギュアボックスVol.1に入っています。

プロトケラトプス
〈プロトケラトプス〉

ヴェロキラプトル
〈ヴェロキラプトル〉

カロラータ フィギュアボックス ディノボックスVol.1はコチラ→
ディノボックスVol.1


展示のほうですが、まだあります。

「オピストコエリカウディア」という恐竜の化石が展示されています。
これがホロタイプでありながら、鉄骨に組んであり全身が立体的に見られるという
素晴らしいものなのですが、この恐竜は非常に大きいのです。
体長11mくらいらしいですが、見上げる大きさです。
今回の展示のために、まず主な骨のレプリカを作り、そのレプリカを使って
やぐらを組んで骨格を組み上げ、それをもとに鋼材で全身の支持体を作り、
そこに実物化石を組み付けるという、何度手間にもなる作業を重ねたそうです。

世界初とのこと!

なにせ大腿骨の実物化石が(化石化しているので)1本で270kgもあったそうです!!
とても貴重な全身骨格ですが、他の化石を混ぜるということをせず
一体の化石だけで構成しているため、
残念ながら首から頭がありません。
しかし、その圧倒的な迫力は一見の価値があります。

そのすぐあとには「タルボサウルス」実物化石による全身骨格標本
大きくて迫力のある勇姿でたたずんでいます。
タルボサウルスといえば、ティラノサウルスの近縁種で、
いってみればアジア版ティラノとでもいいましょうか。
しかも全身がほぼ揃っていて、これもまた圧倒的な存在感を示しています。

この時代はまだ大陸がつながっていたと考えられているそうで、
時間をかけて移動したんでしょうか。

この他にも貴重な実物化石はたくさんあります。
例をあげると、

・タルボサウルスの子どもの化石
 (学問的にもかなり貴重だそうです)

・プロトケラトプスの赤ちゃんが15体集合している化石
 (個人的にこれが一番印象に残りました。赤ちゃんの化石を初めてみました)

・化石に残りにくい「胚(ふ化前のヒナ)」の化石
 (卵の中の状態ですね)

・タルボサウルスに食べられたらしい、
 歯の痕跡の残ったサウロロフスの上腕骨の化石

 (しかも死肉状態だった可能性が高いとか)


などなど……

もちろんほかにもたくさんの興味深い実物化石が目白押しです。

第2弾はゴビ砂漠に焦点をあてたレポートをお送りしたいと思いますが、
”百聞は一見にしかず”
残りの日にちも少ないですから、まだ行ってない方は
ぜひご覧になってください!

あっ、そうそう、カロラータのリアルダイナソートランプは、
恐竜の解説も入っていて、遊びながら知識が増えるという
優れもののトランプです!
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今回の展示物でいえば、
「ヴェロキラプトル」、「オヴィラプトル」、
「プロトケラトプス」、「テジリノサウルス」が入ってます。
これで恐竜のことにグッと詳しくなれますよ!

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